NPO法人ライフワン

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はじめに

『日本人にとって事業・組織は、人の心(精神)に、人生に最も重要な影響を及ぼす存在になるだろう』 との真摯な思いが初めにあります。

このことを受けてJCC&Sでは“事業の役割”を、『人が“生き”“活き”とした人生を得ることが出来る働き方の追求と創出』としております。勿論、利潤追求は必要ですが、それはあくまでも上記の役割を果たし続けるための手段の一つです。)

そして、JCC&Sにおきましては、この役割完遂のために戦略マネジメントと社風マネジメントの統合が有機的かつシステマティックに行われる“ホリスティック・マネジメント”の実践展開が必要であると考えます。

つまり、『「社風」と「戦略」と「人生」を、まるごと、そっくりそのまま捉え、それらを統合的に追求し、会社の“生き方”を創造するマネジメント・メソッド』を導入・実践展開するのです。

丁度、ホリスティック医学における、「心を癒して、体を治す。」といった心と体の関係性に気づきを得た統合治療と同じかもしれません。〈西洋医学と東洋医学を結合≠ホリスティック医学〉

「自分らしい・自社らしい生き活きとした“生き方”“働き方”を見つける」重要性に気づき、このことに対するアプローチが戦略、社風に加わったマネジメントがすなわちホリスティック・マネジメントです.

前段が長くなりましたが、当初は戦略に偏ったマネジメントとの相対的バランスを意識したモチベーション・マネジメントを戦略に結合すればホリスティック・マネジメント(丁度、P.F.ドラッガーがマーケティングやイノベーションの手段としてモチベーションを位置づけているマネジメントのように)になるとばかり思っていました。

しかし、JCC&Sの実践に邁進する中で様々なマネジメント実態に出会い、社風マネジメントの重要性と、戦略マネジメントと社風マネジメントの切り離すことの出来ない関係こそ、あらゆる経営活動の基礎であり、(戦略と社風とは相反するものとして認識されるのが普通で、そのためトレードオフなしにこれの両立はないと考えられがちですが、)戦略と社風の優先事項を同時に追求する最適なソリューションとしてのホリスティック・マネジメントの重要性についても確信を深めてきました。

ただ、経営的に組織カルチャー、社風の大きさを痛感していることにかけては人後に落ちないライフワンですが、ホリスティック・マネジメントにはそれほど精通しているわけではありません。

というか(ライフワンJCC&Sが初めてビジネス界に提唱する)ソリューションベースのビジネスメソッドでもあり、そのホリスティックの視点でのマネジメント革新に向けて会員法人様に対して現在進行形にて実践の試みの端緒についたばかりの今、こうしてJCC&S実践現場の“声”をみなさんにお伝えすることになったのも、(今こうしてご縁を頂いた)あなたとともに「ホリスティック・マネジメント」というビジネスメッソド“育んで”いく機が熟したというべきでしょう。

是非ともビジネスに未来を視る新しい視点「ホリスティック・マネジメント」を提供すべく、みなさんと共にこの“所感”を(知識の理解じゃなく、)感じ取って頂き、ホリスティック・マネジメントの社内への導入・実践展開のキッカケにして頂けたら幸いです。

終わりに、大言壮語をお許し願えるなら、きっと、私たちのその感じる気持ちの輪が大きく広がることで、商業や社会制度や人のライフスタイルなどの根本的な社会変革につながり、人々が生き活きとした人生一回!を得る可能性が高まるものと感じます。

※文中の用語のご案内
●『人が“生き”“活き”とした人生を得ることが出来る働き方』・・・ライフ・ワークスタイル

●戦略マネジメント・・・「“顧客創出”からの社会貢献ステージにおける方法論」のこと。
その機能は・・・「マーケティング」:社会、コミュニティー、個人の欲求を察知し、消費・利用してもらえるような満足を与えること。
 
●「イノベーション」:新しい経済的満足を生み出すための方策を生み出すこと。
そのターゲットは・・・「課題・問題ソリューション」を図ること。

●社風マネジメント・・・「“ライフ・ワークスタイル創出”からの社会貢献ステージにおける方法論」のこと。
その機能は・・・組織で起こっていることに注意深く意識を集中して、そこに在る思考様式、支配理論、政治力学等に気づこうとすること。

2017年4月4日

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